ボトックス自体は非常に安全性が高いという事から、日本だけでなく世界各国で行われています。しかし人間の体内にもともとない成分を注入することになるので、100%安全かといったら決してそうではなく、時には副作用が出てしまうこともあります。ただ、副作用はいずれ消えていくので過剰に心配する必要はなく、さらにボトックスを注入する量や位置によっても副作用の出る可能性は変わっていきます。ただ、ボトックス自体は薬を服用したり、皮膚に塗布するような施術ではなく、医師が直接気になる部分の様子を見ながら注射するものです。だから、医師の技術によってかなりリスクの高さが変わってきてしまうと言っても決して過言ではありません。だから、出来るだけ高い技術を持っている医師に施術してもらうようにすることが、実は副作用のリスクを可能な限り低くするためのポイントになると言えます。だから、病院選びをする際は、医師は誰が所属しているのかということを調べるようにします。そして、その際はその医師自体が高い技術を持っているかどうか、さらに経験があるかどうかということを調べることが重要となります。経験の有無に関しては、その病院や携わった医師の症例数を調べれば、だいたいどれくらいの経験があるかを推測することは可能です。
ボトックスの副作用自体は、痺れとかが報告されていますが、これらは決して珍しいわけではなく、薬が効いている証拠だともいえます。ただ、同じように注射してもらっても副作用が出る人もいれば、全く気になる症状などが出ない人もおり、個人差がかなりあります。だから、ある人は大丈夫だったとしても、もしかしたら自分自身は副作用が出てしまう可能性もゼロではないとあらかじめ理解しておきます。また、ボトックスは注射によって施術を行いますが、出来るだけ薬を拡散させないというのが基本です。一般的な注射だとしこりにならないようにするためにしっかりと揉んで薬を拡散させなければならない場合もありますが、この場合は揉んではいけません。揉んでしまうと薬が拡散してしまい、結果的に作用しなくても良いところで薬の効果が出てしまう可能性があるからです。また皮下の薬自体は強い力でマッサージしなくても、洗顔とかで顔のマッサージをしたりするだけでも拡散する可能性が十分あります。だから、施術を受けた後は顔のマッサージは病院の方で許可されるまで行わないようにします。さらに洗顔の時に顔をこすったり抑えたりするだけでも薬が拡散する可能性があるので、マッサージだけでなく洗顔にも気をつけるようにします。